TOKIOの松岡昌宏さん主演で話題のドラマ「家政夫のミタゾノ」。
ドラマの中で紹介される家事のプチ情報が物語の良いスパイスになっていて、毎回気になってついつい見てしまいます(笑)
せっかくなので、ドラマの中で紹介されたミタゾノさんの家事テクニックを掘り下げて、実際の家事代行ではどう活用したらいいか考えてみました。
そこで今回は、家政夫のミタゾノ第一話で紹介された家事テク
「シャツについてしまった醤油のシミは大根で叩くと落ちる」
をヒントに、衣類についてしまった汚れを落とす時の考え方をご紹介していきたいと思います。
実際のサービスで参考になる事があれば嬉しい限りです。
それではいってみましょう!
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目次
シミを落とすには汚れの見極めが大事
シミが付いてしまった場合には、まず汚れの種類を見極めましょう。その後、汚れに働きかける成分を使ってシミを落としていきます。
という事で、まずは汚れの種類から見ていきましょう。
醤油は水溶性の成分ですが、家政夫のミタゾノのドラマの中ではアイスクリームにかけたお醤油がワイシャツにかかってできたシミだったので、乳製品(タンパク質)の汚れも混ざっていそうです。
水溶性+タンパク質の汚れ
ということになりますね。
次にそれぞれの性質について説明します。
水溶性の汚れって?
水溶性の汚れというのは、例えば
- 醤油
- ジュース類
- コーヒーやお茶
- スープやみそ汁
などの油を含まないいわゆる「水もの」の事を言います。
この汚れは水だけでも比較的落ちやすいんですが、すぐに落とさず放置していると次第に酸化して水だけでは落ちにくい汚れになっていきます。
後ほど詳しく説明しますが、落ちにくくなってしまった場合には洗剤や漂白剤を使って落とすのが一般的です。
タンパク質の汚れって?
タンパク質の汚れは
- 牛乳
- 卵
- 血液
- 皮脂
などが該当します。
タンパク質は少々厄介な性質を持っていて、タンパク質の汚れに対して間違った方法で洗濯してしまうと汚れが落ちるどころか固まってしまって汚れが落としにくくなるんです。
タンパク質の厄介な性質とは
どんな汚れでもお湯を使えば落ちそうな気がしませんか?でもタンパク質汚れに熱いお湯はNG。なぜかというと熱で汚れを固めてしまうから。
タンパク質の汚れを落としたい時は水を使うようにしましょう。
ちなみに
「最近ワイシャツの襟の汚れが落ちないなー」
という場合、襟部分の皮脂が落ちきっていないところに高温のアイロンでタンパク質を固めて悪循環になっている可能性があります(>_<)
本当に醤油のシミは大根で落ちるの?
大根に含まれる成分で汚れを落とす
大根の成分の中には、たんぱく質を分解する成分のアミラーゼ(ジアスターゼ)という酵素が含まれています。
家政婦のミタゾノさんがドラマの中でやっていたワイシャツの染み抜きは、この性質を利用したものになりますね。
あれ?でも…
「醤油のシミだよね?だったら水で洗えば良いんじゃないの?」
と思ったかもしれませんが…
今回は醤油とアイスクリームが混ざったシミだったので、ミタゾノさんは大根の水分と酵素を利用してシミを落としたんだと思われます。
醤油は大根の水分で落とす
アイスクリームは大根の酵素で落とす
こんな感じのイメージでしょうか。
さらに、ドラマではワイシャツを着たままシミを落とす必要があった(会議に間に合わない)ので、やはり水洗いするよりも大根の断面をシミに叩きつける方が良いでしょうね。会議中に大根の匂いが気になるかもしれませんが(笑)
大根がなくても中性洗剤でOK
実際の家事代行サービスで
「アイスクリームと醤油が混ざったシミを落としてほしい」
とご依頼を受けた場合、どうしたらいいでしょうか?
ミタゾノさんのようにちょうど大根があれば使っても良いかもしれませんが、
お客様に
「大根はありますか?」
と聞くのもなんか違和感ありますよね(笑)
大丈夫です!大根を使わなくたってシミは落とせます(`・ω・´)キリッ
では、何を使ってシミを落とすのかというと、どこのお宅にも置いてある「台所用の中性洗剤」です。
台所用の中性洗剤を使えば、食器の汚れを落とすのと同様に、水溶性の汚れもタンパク質の汚れも落とすことができるんです。
基本のシミ汚れの落とし方
それでは、どういう手順でシミを落とせばいいのか説明しますね。
まず必要なのはこの3つです↓
- 台所用中性洗剤
- タオル
- 水
次に手順はこちら↓
- シミ部分の裏側にタオルを当てる
- シミに洗剤を付けてよーく揉みこむ
- 洗剤成分が汚れの成分に働きかけるまで少し置いておく
- 水洗いする
これで落ちていなければ再度同じ手順を繰り返してみてください。
また、手順2の段階で歯ブラシや綿棒を使うのもおススメです。こちらは汚れを落とすというよりも、繊維に入り込んだ汚れと洗剤を馴染ませるようなイメージで使ってみてくださいね。
最終仕上げは酸素系漂白剤
ここまでやれば綺麗になっていることがほとんどだと思いますが、それでもうっすらシミが残ってしまう場合もあります。
その場合は酸素系の漂白剤を使ってシミの色を抜くとよいでしょう。
シミを落としたいからといって、色柄物の衣類に塩素系漂白剤を使うのは厳禁です。シミどころか色柄まで抜けてしまって、そうなったら元に戻すことはできません。
まとめ
家事代行のお仕事は、その場その場で柔軟な対応を求められることも多いので、ミタゾノさんの臨機応変な家事テクはとっても参考になりますね。
ドラマの中の家事テクなので実際のお仕事にそのまま活用するのは難しいですが、汚れを落とす仕組みが理解できれば色々な場面で応用がきくと思いますよ!
以上、【家政夫のミタゾノ家事テク】醤油のシミを大根で落とす!実践編でした!
それではまた(^^)/
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