【掃除の基本】効率的な部屋清掃の手順

家事代行の通常清掃で行われる基本的な部屋掃除の内容と手順をまとめました。

ここでは一般家庭のリビングを想定して、

片付け→ほこり取り→掃除機掛け→床拭き→コロコロ掛け→最終チェック

の工程で行う効率的なお掃除のコツや具体例をご紹介していきます。

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効率的な部屋清掃の手順

1.片付け

片付け

部屋清掃をする際は、まずは部屋を見まわして片付けから始めるのが基本です。

床の上に物が置いてあれば、一旦棚やソファー、テーブルの上などに上げておくと掃除機掛けがスムーズに行えます。

この時、ソファーの下なども必ず覗き込んでみましょう。

意外とおもちゃやヘアピン、靴下などが落ちていたりしますので「掃除機で吸い取ってしまった!」なんて事がないように必ず覗き込むようにしてくださいね。

その他にも、脱いだ衣類などがあれば軽くたたんでソファーや台の上に、本は本棚に、飲み終わったペットボトルなどは所定の捨て方で処分するなど、物に合わせて片付けていきます。

「掃除機をかけながら片付ける方が効率がいいんじゃない?」

と思うかもしれませんが、掃除機を持ちながらだと誤って掃除機で吸い取ってしまう可能性も上がりますし、ふたつの事を同時に進めるとどんな人でも注意力が散漫になってしまいます。

そうすると無意識に物を雑に扱ってしまって物損につながりやすいので「ながら」はおススメしません。

特に家事代行のお仕事を始めたばかりのスタッフは焦っていっぺんにやろうとすることが多いですが、

一つ一つの工程をきっちり終わらせてから次の工程に進む

という事を意識するのが結果的に「手早く綺麗に」するコツになると言えます。

2.ほこり取り

片付けが終わったらほこり取りをしていきましょう。

ほこり取りは「1.片付け」と並行して行う事もあると思いますが、私の経験上、片付けが終わってからほこり取りをした方が安全で効率的です。

一見、両方いっぺんにやった方が効率が良さそうに感じますが、先程お話ししたようにどちらも「ながら」になって中途半端な作業になりがちです。

結局ほこりが取り切れていなかったり、ソファーの下の物に気づかず掃除機掛けの時に吸い込んでしまったり、といった事になってしまうため、特に慣れないうちは片付けを終えてからほこり取りをする方が確実です。

また、ほこり取りに限りませんが掃除の基本としては、

  • 上から下へ
  • 奥から手前へ

という動作が基本の動きになります。

当たり前な話かもしれませんが、下から上へ拭くとほこりが舞い上がり、手前から奥へ拭くとほこりやごみが奥に行ってしまい非効率ですからね。

ほこり取りをする時は、上記の基本の動きを意識しながら静かな動作で床に落とすようなイメージでやると空気中にほこりが舞い上がるのを最低限に抑えられます。

最後に、家事代行のスタッフがうっかり見落としがちな場所が「巾木」です。巾木部分は比較的ほこりがたまりやすい箇所ですので忘れずに行いましょう。

巾木って?
巾木(はばき)とは、壁と床の境目を仕切っている継ぎ目の部分のことです。

3.掃除機掛け

掃除機掛け

片付け、ほこり取りが終わったら次は掃除機掛けです。

基本的には、掃除機のかけ残しがないように「端からかけていく」事をお勧めします。

また、掃除機を何度もせわしなく動かして掃除機掛けをする人を見かけますが、これでは効率よくゴミを吸い取ることができず労力ばかりかかってしまうのでNGです。

私はよく現場のスタッフに「掃除機にゴミを吸わせる時間を与えてあげてね」と話していましたが、掃除機は前後にゆっくりと

「Wを描くように動かす」

のが基本です。

サイクロン式の掃除機の場合は、掃除機をかけ終わった後に掃除機内のゴミを処分するのを忘れずにしてくださいね。

4.床拭き

掃除機掛けが終わったら床拭きをします。

お客様のご希望によって「手拭き」か「クイックルワイパー」どちらかを行うことが多いです。

こちらも掃除機と同じく拭き残しの箇所がないように端から拭いていくのが基本です。

雑巾を使う場合は四角く折りたたみ、汚れたら違う面に変えて拭く事で8面使うことができるので効率的です

時々、雑巾をたたまずにぐちゃぐちゃっと持って拭いているスタッフを見かけますが、たたまずに持つと

  • あっという間に汚れるので何度も洗いに行かなくてはならない
  • 雑巾が凸凹するので床にしっかり当てることができず、拭き残しの原因になる

ので効率が悪く仕上がりも悪い…とデメリットだらけです。

雑巾は必ずたたんで使うようにしてくださいね。

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5.コロコロ掛け

コロコロ掛け

カーペットやラグマットを敷いているお宅では、粘着式クリーナー(コロコロ)を使って掃除機では取り切れなかった髪の毛や細かいゴミなどを取っていきます。

こちらも掃除機と同じように「端からかける」「Wを描くように動かす」のが効率的な動作になります。

使った後はゴミが付いているテープをはがして綺麗な状態で戻しましょう。

6.最終チェック

最終チェックでは、汚れやごみが残っていないか確認しながら、動かした物を戻していきます。

物を戻すときには見映えよく戻しましょう。例えば…

  • TVやエアコンなど複数のリモコンをテーブルに置くときには下側を揃えて置く
  • ラベルがあるものは正面を向ける

など、美しく整える事を意識して戻すようにしてください。

仕上がりのイメージとしてはホテルの部屋に整然と置かれた備品です。

ただ置き方に気を付けるだけで良いので簡単な作業ですが、これだけでお客様は感動します。

汚れを綺麗にするだけでなく見映えにも気を配ることで仕上がり良くなり、お客様の満足度が格段にアップしますよ!

それではまた(^^)/

 

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