こんにちは!IROHAです。
最近、TV朝日で深夜にやっている『家事ヤロウ!!!』という番組にハマってます。
バカリズムさん、KAT-TUN中丸さん、カズレーザーさんの3人が「家事完璧男」になるべく、家事の基礎から最新の家事まで幅広く学んでいく番組なんですが、家事代行のサービスの時にも使える知識をたくさん紹介してくれてるので興味深く見ています。
家事代行の元教育係として、ただ見ているだけではもったいない!ということで、「家事ヤロウ!!!」で取り上げられていた内容を家事代行サービスではどのように活用できるか、考えてみたいと思います(*^_^*)
「家事ヤロウ!!! #2 キッチンの汚れを落とす」
こちらは2018年4月24日に放送されていた内容です。番組の中では下の5つをピックアップしてお掃除していました!
- シンクの水垢汚れ
- 五徳の黒い油汚れ
- トースターのコゲ汚れ
- 換気扇の中の油汚れ
- ヤカンの焦げ付き
気になる内容ですが、家事代行の日常的な清掃というよりもたまった汚れを徹底的に綺麗にする「ハウスクリーニング」の要素が強かったですね。
とはいえ、「汚れを落とす理論」は家事代行もハウスクリーニングも同じですのでバンバン活用させていただきます。
どちらも大事なのは
汚れの特性を見極めて、その逆の性質のモノで汚れを落とす
ということになります。
ここでは、「家事ヤロウ!!!」で紹介していたものと、その他にも
「家事代行ではこう活用すると良いよ!」
というものをいくつか挙げてみました。よろしければ参考になさってくださいね(^^)
シンクの水垢汚れ
番組内ではシンクの水垢汚れはレモン汁を使って以下のように落としていました↓
- 洗面器にカットしたキッチンペーパーとレモン汁200mlを入れて浸し、シンクに貼る。
- そのまま5分待つ。
- キッチンペーパーをはがして、ラップでこする(←ラップは汚れにフィットしやすく、こすって汚れを落とすのに最適)。
- 最後にしっかり水洗いする。(←酸性成分を残して錆びないように)
今回、洗剤代わりに使われたのは「レモン汁」です。なぜ「レモン汁」が使われたかというと酸性の性質を持っているから。
それに対して、水垢汚れはアルカリ性の性質を持っています。アルカリ性の汚れを落とすには酸性の性質のものを使えばいいんです。
ということは、酸性の性質を持つものなら基本的にOK。「お酢」や主婦の間で話題の「クエン酸」を使っても水垢汚れを落とすことができるというわけですね(*^_^*)
レモン汁もお酢も食品ですので
「洗剤を使いたくない」
という自然派のお客様にはとても喜ばれるお掃除方法になります。
五徳の黒い油汚れ
番組内では五徳の汚れは重曹を使って以下のように落としていました↓
- 鍋に水200mlと重曹5gを入れる。
- 五徳を入れて5分間煮る
- 五徳を取り出しステンレスたわしでこする。
五徳にこびりついた黒い汚れの正体は、油が酸化したもの。汚れの性質は酸性ですので、アルカリ性の性質を持つ重曹を使いさらに煮沸して落としていました。
重曹は一般家庭でも使われることが多くなってきましたね。
この方法…確かによく落ちるんですが、お客様に鍋やガスを借りる必要があるので、家事代行ではあまり実用的ではないなぁ…
ということで少しアレンジしてみます。
お客様宅では煮沸ではなく「重曹ペースト」を作って汚れに塗ってしばらく放置しておくのが良いと思います。
放置時間は30分ほど必要ですが、火を使わないから他の場所でお掃除が進められるので効率的ですよ!(※重曹がなければ市販の「油汚れ用洗剤」をつけ置きしてもOK)
トースターのコゲ汚れ
家事代行でもトースターやレンジのお掃除を頼まれることは時々あります。
お客様は
「掃除の仕方が分からない」
ということで私達に頼むことが多いようですが、スタッフさんも
「どうやって綺麗にするの?」
とお掃除の仕方を知らない方が結構いましたね。確かに、トースターの掃除方法ってマイナーな情報ですもんね(;^ω^)
こちらは番組内では、
- 洗面器にお湯500mlとセスキ炭酸ソーダ5gを入れる。
- アルミホイルを10㎝角に切り1に浸す。
- 汚れている所をこする。
という方法を使って綺麗にしていました。
トースター内の汚れの正体ですが、パンくずや油などが付いた後に焦げついて炭化したものです。
この汚れの性質は酸性になりますのでアルカリ性の性質を持つ「セスキ炭酸ソーダ」を使ってるんですね。
セスキ炭酸ソーダはまだまだ一般家庭には馴染みがないので、家事代行で伺ったお客様宅にはあまり置いてないと思います。
その場合「重曹」があるお宅なら、重曹でペーストを作って汚れ部分にラップパックするのがおススメです。
10~30分くらい放置したらアルミホイルやラップでこすります。(重曹もない時は中性洗剤を塗布して同じようにラップパックします。)
※アルミ製品に重曹やセスキを使うと黒く変色しますので注意
ちなみに重曹とセスキは兄弟みたいな関係で、重曹はセスキよりも弱い弟分的存在になります。セスキよりもさらに強いアルカリの親分が「炭酸塩」です。こんな感じ↓
弱い【重曹→セスキ→炭酸塩】強い
アルカリ系の洗剤を使う時は必ずゴム手袋を付けて下さいね! 比較的手に優しいと言われている重曹でも、長時間素手で触っていると手の潤いを持っていかれてカサカサになりますから…(´Д`
換気扇の中の油汚れ
キッチンの換気扇は、主婦が業者に掃除を頼む場所第1位だそうです。
番組では換気扇というより換気扇内部の「シロッコファン」のお掃除をしていました。この場所は普段目に付く場所ではないので何年も掃除していないご家庭も多いですね。
- 段ボールにビニール袋をかぶせる
- お湯1リットルあたり5gの炭酸塩を入れシロッコファンを15分漬け込む。
- ケレン棒と歯ブラシで汚れを取る。
↑こんな方法でお掃除していましたよ。
換気扇汚れの正体は油を含んだ蒸気と埃です。ベタベタでネチーっとした強力な油汚れなので、アルカリの親分「炭酸塩」を番組では使用してました。
ちなみにハウスクリーニング業者の場合は、漬け込み用の容器は衣装ケースなどの大きなプラスチックケースを持参して使う事が多いです。
家事代行のお仕事では「シロッコファン」を取り外すような大掛かりなお掃除をすることはまずありませんが、換気扇のフィルター掃除を頼まれることはありますので、その際には今回の「お湯とアルカリ洗剤」の考え方をうまく活用してみましょう。
具体的には、
- 熱めのお湯を洗面器やシンクに用意(水道から出る60℃のお湯でOK)
- 中性洗剤や重曹などアルカリ性の洗剤をお湯に溶かす
- 外したフィルターを漬け込む(5~10分)
- スポンジで洗う
のような感じです。
ここで大事なのは「お湯」です。冷たいお水を使っちゃうと油が固まって落ちづらくなるので絶対NG。ちゃんとお湯を使って汚れを緩ませると楽ちんですよ。
やかんの焦げ付き
家事代行ではあまり頼まれることはないかもしれませんが、料理サービスに行って時間が余った時なんかに綺麗にしたら喜ばれると思います(*^_^*)
番組では、こういう焦げつきのあるヤカンに
- 水100mlに対しセスキ1gを入れたスプレーを作る。
- ヤカンのコゲにスプレーする
- コゲとりスポンジ(ラストラーレ・スポンジ)でこする。
という方法で焦げを落としてました。
こちらも「五徳」「トースター」と同じく、重曹でペーストを作ってラップパックで10~30分くらい放置します。その後ラップを使ってゴシゴシしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なかなか手ごわいキッチンの汚れですが、こんな風に汚れの正体を突き止めてその汚れにあった方法でお掃除できたら、
今までよりも楽に
今までよりも綺麗に
することができるかもしれませんよ(*^_^*)
それでは、また(^^)/
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