TVとは違う?リアルな家事代行の料理サービス
ここ最近、TV番組や雑誌などで「伝説の家政婦」と呼ばれる方たちが大活躍していますね!
家政婦が本格フレンチを作ったり3時間で十数品の作り置き料理を作ったり…見てるだけなら面白いし勉強になる事も多いですが、
「家政婦ってこんなに料理が出来なきゃダメなの?」
と、あまりのテクニックに驚いて、家政婦になる事を諦めてしまった人もいるんじゃないでしょうか。
でも実は、TVに出ているような家政婦さんって相当レベルが高い方々だったりするので、その理由で諦めるのはもったいないです。
現実の料理サービスはもっと庶民的だったり品数も多くないですからね。あそこまでやることはあまりないですから安心してくださいね(;^ω^)
例えばですが、実際に私が所属していた家事代行会社での料理サービスの場合だと…
こんなサービス内容が多かったです。
料理の内容はというと…イメージ的には「生姜焼き定食」とか定食屋さんやファミレスのセットメニューのような感じで十分というお客様が多かったですよ(^_-)-☆
これなら普通の主婦で料理経験が多少ある人ならできそうなイメージですよね?
ただし…お客様宅で料理を作る際にはテクニックよりも大事な気を付けて欲しい注意点があります。
この注意点こそが料理サービスの一番大事なポイント
だと私は思っています。
では、家事代行の料理サービスで注意して欲しい点はどんなことかと言いますと…
- 衛生面
- 段取り
- 家族構成
- 味見
- 見映え
この5つです。
どんなに料理経験があるベテラン主婦でも、これができていないと料理サービスが思うように進められなかったりお客様からクレームをもらう場合もあるんですよ。
でも逆にこの5つの基本をしっかり身につければ、どんなお宅でもスムーズに料理サービスができてお客様に喜んでいただくことができると思います(*^_^*)
それではひとつづつ説明していきたいと思います。
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【衛生面】料理代行サービスの最重要事項!
お客様宅で料理をする上で衛生面に気を遣う事は何よりも大切です。
衛生の意識が低いと食中毒等のトラブルを引き起こすことだってあるんですからね。
「自分の家では食中毒を出したことないんだし同じようにやれば大丈夫でしょ!」
と思われるかもしれませんが、お客様宅でその考えはNGです。
以下のチェック項目は最低限の衛生管理になります↓
- 料理中に髪の毛が落ちないよう三角巾等で頭を覆う
- 料理サービス開始前に手をしっかり洗う(ひじまで)
- 手に傷がある場合は絆創膏&薄手のビニール手袋をする
- 食材をシンクの中に直置きしない(ボウルやバットに入れる)
- 肉や魚を切った後に野菜を切る時はまな板や包丁をその都度洗う
- 料理と同時に洗い物や片付けも進める
どうですか?チェック項目を見てみると、自宅の料理というより飲食店の厨房で料理するようなイメージじゃないでしょうか?
この辺りをおざなりにして自宅でやっているように料理サービスを行うと、お客様から「この人には料理を作ってほしくない」と嫌がられること間違いなしです(;^ω^)
「清潔に料理をする」という気遣いを忘れないようにしてくださいね!
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【段取り】料理代行サービスの肝
「料理は段取りがすべて」なんていう言葉もあるくらい大事な「段取り」ですが、この「段取り」をしないで料理を始めてしまうスタッフさんがすごく多いです。
まぁ、通常2時間~3時間のサービス時間内で準備→料理→片付けを終わらせるために、
「早く料理に取りかからなきゃ!!」
って焦ってしまうのも分かりますが…
それでも料理サービスをする上で焦りは禁物です!
で、料理にとりかかる前にして欲しい「段取り」はというと…下の6つになります。
- 食材の確認
- 調理器具の確認
- 調味料の確認
- 食器の確認
- メニューを決定
- キッチン周りの片づけ
ここまでの段取りが終わってから実際に料理に取りかかるのがベストです。
特に初めて伺うお宅の場合、一般的な調理器具や調味料を置いてない!なんて事もあるのでしっかり確認してくださいね。
よく確認せずに、あると思い込んでメニューを決めてしまうと
「大きい鍋がない!」「みりんがない!」
なんて土壇場で慌てるケースも少なくないですから。。。
あと、料理を始める前にはキッチン周りの片づけをするのも大事ですよ!
キッチンに物が多いと作業しづらいのでサービス中はテーブルの上に移動してもらったりして、自分で料理しやすい環境を作ってくださいね。
【家族構成】お客様に合った料理を考える
例えば、カレーを作るにしてもお客様によって作り方を変えた方が良い場合もあります。
- 小さいお子様がいる家庭では食材を小さく切って食べやすく、甘口カレーにする
- 食べ盛りの男の子がいる家庭ではゴロゴロ大きめの具で食べ応えのあるものにする
- 高齢の家庭では和風出汁で柔らかく煮た野菜やツナを入れて作る
などなど…
こんな風にお客様の状況を考えて作ることができれば「プロ」の家政婦としてさらにお客様に喜んでいただけるんじゃないでしょうか^^
【味見】意外と忘れがち
スタッフさんの中には味見をしない人がたまにいます。
「なんで味見をしないの?」と聞いてみたところ、
「料理に夢中で忘れてたわ!」
「私は家でも味見しないのよ~」
「お客様の食材だから味見するのが悪い気がして…」
と言う返事が多かったですが、当然どれもNGですねー。
自分の家で味見をしないのは構いませんが、お客様宅では絶対に味見をするようにしてください。
お客様の食材だから悪いと言って味見をしないのは一見お客様への気遣いをしている感じもしますが、よく考えてみれば余計な遠慮だという事が分かりますよね。
見た目は美味しそうでも、砂糖と塩を間違えているかもしれませんし、ちゃんと火が通ってるか、味が染みているかどうかは食べてみないと分からない事が多いです。
味見をすれば砂糖と塩を入れ間違えた事に気が付いて作り直すこともできますが、味見をせず気づかずにそのままお客様の口に入ったら大惨事ですよ…orz
自分で味見して納得した料理をお客様に提供するようにしてくださいね(*^_^*)
【見映え】人も料理も見た目が9割?!
家事代行の料理サービスは「家庭の味」を提供することがほとんどなので、スタッフさんの中にはあまり料理の見映えを気にしない「中身で勝負」系の人も多いです。
まぁ確かに味が一番かもしれませんが、見映えが良いに越したことはありません。
「美味しそうに見せる」のも家政婦の大事な仕事
だと思って工夫してみてくださいね。
「そんなこと言われてもどうやったら見映えが良くなるのか分からないし…」
という場合は外食したときに出てくる料理なんかを思い出してみると良いかもしれませんね。
料理サービスの注意点まとめ
料理サービスをする上で大事な事をまとめると、
- 衛生面と段取りを意識する事
- お客様の事を考えた料理を提供する事
という感じでしょうか。
プロの家政婦として大事な事を忘れずに温かい家庭料理でお客様を喜ばせてあげてくださいね!
それではまた(^^)/
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