【掃除の基本】効率的なお風呂清掃の手順

家事代行で実際に行われている「お風呂の通常清掃の手順」をご紹介します。

まずお風呂掃除の前準備として

必ず換気扇をつけてから掃除をはじめるようにしてください。

換気扇をつけ忘れると、湿気や熱気、カビ取り剤の臭いなどがこもりますし、スタッフによっては体調を崩してしまう事もあるので換気しないで作業するのは大変危険です。

また、お風呂掃除の際は裸足で作業をすることがほとんどなので、靴下を脱いでズボンを少し上げておきます。

ただし、お客様宅にバスブーツが用意されている時はバスブーツをお借りして作業する方が効率的です。

ほんの数分ですが、バスブーツがあれば靴下を脱いだり履いたりする時間が短縮できて、その時間を作業に回すことができますからね。

と、ここまで準備ができたらお風呂掃除を開始しましょう。

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効率的なお風呂清掃の手順

一般的な浴室の清掃で作業時間はだいたい30分~45分位を想定しています。

1.お風呂の小物やフタを拭いて出す

まずは掃除をしやすい環境を作るために、お風呂の小物は拭いてから洗面所に出してしまいましょう。

ちなみに、お風呂の小物とは以下のようなものが該当します。

  • シャンプー、リンスなどのボトル
  • ボディータオル
  • カミソリ
  • せっけん
  • お子様のおもちゃ
  • 風呂おけ
  • 風呂イス
  • 浴槽のフタ

これらは汚れの度合いにもよりますが、あまり汚れていなければ濡らした雑巾で拭き、洗面所に出しておきます。

ポイント
汚れがひどければスポンジと洗剤でしっかり洗いましょう。

この時、小物を洗面所の床に直置きしないように、洗面所にあらかじめタオルなどを敷いておく事をお勧めします。

2.全体にお湯をかける

小物を出したらお風呂場全体にしっかりとお湯をかけていきます。

ポイント
家事代行の通常清掃でお湯をかけるのは「腰の高さ」位までが一般的です。

ここでは「水」ではなく「お湯」をかけてくださいね。

なぜ「お湯」なのか?と言いますと…

お湯をかけると汚れが温められて落としやすくなる

からです。

逆に冷たい水をかけてしまうと汚れが固くなって落とすのに苦労するので、楽に汚れを落としたければお湯を使うのが正解です。

さらに、ササっと濡らしてすぐに洗いだすのではなく、少し時間をかけてしっかり濡らしたほうが掃除がしやすいです。

壁や浴槽に張り付いた髪の毛やゴミを洗い流すようなイメージでしっかりお湯をかけておくと、掃除中にスポンジに髪の毛がつく事がなくなって作業がグッと楽になりますよ。

3.スポンジやブラシで洗う

全体をお湯で流したら、スポンジに洗剤をつけて洗っていきましょう。

ここからは、掃除の基本に従って「奥から手前」の順番で説明します。

家事代行のお仕事を始めたばかりだと、

「どこから手を付けていいか分からない」

と迷う事もあるかもしれませんが、やはり「奥から手前」の順番で行うのが効率的です。

①浴槽側の壁(一番奥)

腰の高さ位から「上から下に」洗っていきます。

②浴槽

浴槽はスポンジで洗いつつ、もう片方の手では汚れが落ちているか確認しながら洗います。湯アカのザラザラが残らないように洗っていきましょう。

追い炊き口や浴槽の栓など、外せるところはすべて外して洗います。細かい部分が多い箇所なので歯ブラシなどを使って汚れを落とします。

③鏡、シャワー、棚

鏡は腰から下ではなく全て洗ってください。

シャワーヘッドやホースを洗い忘れる人が多いですが、ここも石鹸かすなどで汚れています。忘れずにスポンジで洗いましょう。

小物を置く棚は、はずせるタイプのものははずして洗ってくださいね。

④洗い場の壁

浴槽側の壁と同様に腰の高さ位から洗いましょう。

⑤床

床の材質にもよりますが、ブラシがあればブラシを使って洗います。

凸凹がある床の場合は、いろんな角度からブラシを当ててしっかり汚れを落とします。

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4.お湯で流す

床まで終わったら全体をお湯で流していきましょう。

この時も水ではなくお湯を使う方が泡切れが良いので効率的です。

5.排水口

お湯で流した後に排水口の掃除です。

「流した後に排水口を洗うの?」と、順番が前後するように感じるかもしれませんが、

4の工程で髪の毛やごみが出てくる事があるため、2度手間にならないように排水口の掃除は最後にします。

排水口に溜まっているゴミを取り、はずせるところは全てはずしてスポンジや歯ブラシなどを使って綺麗にします。

注意
排水口の戻し方が分からなくなってしまうスタッフが多いですが、はずした順番通りに並べて置くようにすると簡単に戻すことができます。

6.拭きあげる

洗剤を流し終えたら拭きあげていきましょう。

「拭きあげ」は、水気を取った後にから拭きで仕上げるというのが基本になります。

拭きあげの時の順番は「奥から手前」ではなく「光るものから」拭いていくというのが基本です。

補足
「光るもの」とは、鏡やステンレス部分の事を指します。

7.小物を戻す

拭きあげが終わったら、洗面所に出しておいた小物を元の位置に戻していきます。

この時、シャンプーボトルのラベルとノズルを正面に向けたり、ボディータオルを綺麗にかけたり、できる限り美しく見えるように戻すのがポイントです。

「ホテルの浴室」をイメージしながらセンス良く整えると仕上がりが格段にアップします。

8.最終チェック

髪の毛が落ちていないか、鏡は拭き跡などがないか、など仕上がりに不備がないかチェックしたら終了です。

サービス時間終了の5分前には最終チェックができるように、逆算して作業を始めてくださいね。

「鏡に拭き残しがあった」という場合なんかでも、慌てず手直しできるので安心ですよ(^^)

今回ご紹介した順番はお仕事に慣れてきたら多少前後する場合もありますが、身につくまでは順番通りに進めていくと良いと思います。

そのうち頭で考えなくても体が勝手に動くようになれば、汚れを見つけたり落とすことに集中できるので結果的に効率的なお掃除ができるようになりますからね。

それではまた(^^)/

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