【掃除の基本】効率的なトイレ清掃の手順

家事代行でトイレ掃除の依頼があった場合には、衛生面を最重要視した順番で進めていきましょう。

「汚れが少ない箇所」から「汚れが多い箇所」へと掃除を進めていくという考え方が基本になります。

ここでは、家事代行で実際に行われている「衛生的で効率的なトイレ清掃の手順」を11工程に分けてご紹介いたします。

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【掃除の基本】効率的なトイレ清掃の手順

便器以外の所からスタート

1.トイレドア

トイレ内の汚れが付いていない部分、部屋側に面しているドアから拭きはじめます。

雑巾を濡らして固く絞り「上から下へ」拭いていきましょう。

ドアノブは指紋が目立つようなシルバーのものであれば、から拭きをして光らせます。

部屋側のドアが拭き終わったら、トイレ側のドアも同様に拭いてください。

2.小物置き、ペーパーホルダー

ご家庭によってはトイレに小物置きの台があったり、その上に小物が置いてあります。

この箇所は「汚れ」というより「ほこり」が付いている場合が多いかと思います。

基本的には便器周りよりも綺麗な所ですので、まず先にここから拭いていき、巾木(はばき)やコンセントの上などもこのタイミングで拭いてしまいましょう。

トイレットペーパーホルダーを拭くときはペーパーに雑巾が触れないように、取りはずしてから拭くようにしてください。

家事代行スタッフの中には「トイレ掃除だから」と真っ先に便器から始めて後から周辺を拭く人がいますが、これは衛生的に絶対NGです。

MEMO
便器内の汚れが強い時に先に洗剤を撒いておくのはOKです。

3.トイレットペーパーを三角折り

ペーパーホルダーの周りを拭き終えたら、トイレットペーパーをホルダーに戻して三角折りにします。

便器を掃除してからトイレットペーパーを折るのは不衛生ですので、この順番も必ず守りましょう。

万が一、三角折りをうっかり忘れて便器を掃除してしまった場合には、一度手を洗ってから三角折りをするようにしてくださいね。

トイレ本体へ

4.便座の表側

掃除の基本は「上から下」ですが、トイレに関しては若干順番を変える必要があります。

まずは便座の表側だけを先に拭いていきます(便座の裏側は工程9で拭きます)

便座の表側は肌が直接触れる場所になるので、衛生面を考慮して綺麗な雑巾かお掃除シートを使って一番先に拭いてください。

この時、から拭き雑巾やトイレットペーパーで便座を拭くと傷になるのでNGです。

注意
便座に使われているプラスチック素材はから拭きをすると傷が付く可能性があるため、必ず濡れたもので拭くようにしましょう。

5.トイレタンク

トイレタンク

便座の表側が拭き終わったら、次は「上から下」の掃除の基本に従いトイレタンクから拭いていきます。

トイレタンクが陶器製の場合は「水拭き→から拭き」が基本ですが、プラスチック素材のトイレタンクの場合には「水拭きのみ」でOKです。

6.便フタ

便フタも素材に応じて「水拭き→から拭き」か「水拭きのみ」で拭いていきます。

7.便器の中、ウォシュレット

次に便器の中をトイレブラシで洗います。

「便器の中が一番汚れているから最後じゃないの?」と思われるかもしれませんが、便器の中をブラシで洗っている時に水がはねることもあります。

その場合には水がはねた床や壁を拭く必要が出てくるので「一度拭いた床をもう一度拭く」という二度手間がないように、先に便器の中を洗ってしまうのが効率的です。

便器の中に付いているウォシュレットも汚れていたら掃除が必要ですが、細心の注意が必要です。

ウォシュレットは非常に繊細な作りで故障しやすいので、汚れているからといってブラシで強くこすったりしっかり拭いたりするのは避けましょう。

掃除をする時は、ウォシュレットのリモコンに付いている「ノズル掃除」のボタンを押してノズルを出します。汚れている場合だけブラシで軽く「なでる程度」の清掃でOKです。

8.便器の外側

便器本体

便器の外側というのは、画像の枠で囲った部分になります。

こちらも素材に合わせて「水拭き→から拭き」または「水拭き」のみで拭いていきましょう。

男性が立って用を足すことがあるお宅では、この便器本体が汚れていることが多いですが、掃除の際にかがまないと確認できないので汚れが残りがちな箇所です。

ここの汚れが残っていると臭いの原因になりますので、必ずかがんで目視で汚れを確認して拭き残しがないようにしてくださいね。

9.便座のウラ

便座のウラも非常に汚れがつきやすい箇所です。

便座の裏はプラスチックなので乾いた雑巾はNGです。

10.便器のフチ

便器のフチはトイレの中でも一番汚れやすい箇所です。

場合によっては何度かシートを変えたり、雑巾を何度か洗って綺麗な状態で拭いてください。拭きながら汚れを広げる事のないように注意しながら綺麗にしましょう。

床~最終チェック

11.床

最後に床の拭き掃除をして終了です。

通常の汚れの他に、トイレ清掃で水がはねたりほこりが落ちたりするので最後に床を拭くという手順が最も効率的です。

床を拭く時は「奥から手前」の基本に従って、便器の後ろ側の手の届きにくい所もしっかりと手を伸ばして拭いていきます。

床拭きが終わったら、全体的に最終チェックをして終了です。

 

ここまでが家事代行で教えているトイレ掃除の手順になります。

手順が若干複雑なので順番を覚えるまでは混乱しやすいですが、衛生的に掃除をするために頑張って覚えてみてくださいね!

それではまた(^^)/

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