最近、簡単に料理ができる「電子レンジ調理」を取り上げるメディアを最近よく見かけますね。
家事代行の料理サービスでも電子レンジを活用している方が多いと思いますが、電子レンジ調理をするときに注意してもらいたいことがあるんです。
基本的な事なんですが、スタッフの中には「知らなかったわ!」という方も少なくありませんでした。
知っているだけでトラブルを防ぐことができますので、料理代行サービスに行かれる際の参考にしていただければ幸いです。
それではまいります(*^_^*)
あわせて読みたい
電子レンジ調理の注意点と掃除の仕方
電子レンジ調理をする時に起こりやすい4つのトラブルとトラブルが起きやすい食材をまとめました。
目次
レンジのトラブルその①破裂する
「電子レンジで温めたら爆弾みたいに破裂して、全体に飛び散ってしまった…」
電子レンジ調理をする際にこんな経験をした方も多いんじゃないでしょうか。
実は、電子レンジで温めると破裂する(しやすい)食材というのがあります。
以下はその一例になります。
電子レンジで破裂しやすい食材
- 生卵
- 殻付きゆで卵
- ぎんなん
- たらこ
- ソーセージ
- イカ
- トマト
- ぶどう
これらの食材に共通するのは
「皮」「殻」が付いている食材である
という所です。
卵の殻やソーセージの皮の様に全体を覆うものがある食材は、電子レンジで温められた時にその食材の中で発生した水蒸気が出る場所がなく、内側からの圧で爆発してしまうんです。
食材の破裂を防ぐためには、
- 殻や皮は剥く
- 生卵は割りほぐすか、楊枝で黄味に数カ所穴をあける
- 切れ目を入れる
- 細かく切る
の様に下ごしらえしてから電子レンジに入れると良いでしょう。
レンジのトラブルその②噴き出す(突沸)
液体を電子レンジで温める時に多いのが、この
突沸(とっぷつ)
という現象です。
「突沸ってなに?」という人も多いと思いますので、イメージしやすいように突沸の例をひとつご紹介します。
【電子レンジで起きる突沸の例】
電子レンジでウナギのタレを作ろうと思い、耐熱容器にタレの調味料を入れて加熱した。加熱が終わり入れ忘れた調味料を入れたら、突然ブワっと沸騰(突沸)してタレが飛び散って火傷してしまった。
というように、一見するとそこまで熱くなっているように見えないのに、容器をゆすったり、何かを入れるといったショックが加わると一瞬で沸騰状態になるのが「突沸」です。
突沸が起きやすい食材の代表的なものがこちらです。
- カレー
- シチュー
- トマトソース
- おかゆ
- みそ汁
- コーヒー
主にドロッとした液体に起こりやすいですが、電子レンジで沸騰させたお湯に粉末だしやお茶などを入れても突沸が起きる事があるので注意が必要です。
「温めすぎたな」と思った時は慌てて取り出さずに、しばらく電子レンジ内で温度を下げてから取り出すことで突沸を防ぐことができます。
レンジのトラブルその③焦げる
水分の少ない食材は電子レンジで温めすぎると焦げる場合があります。
以下は焦げやすい食材の一例になります。
- イモ
- ゴボウ
- かぼちゃ
- にんじん
- にんにく
- ドライフルーツ
これらの食材をそのままの状態で加熱すると、食材に含まれるわずかな水分が蒸発しきって焦げる、といった現象が起こります。
これを防ぐには、食材を加熱する前に一度水にくぐらせて水分を与えたり、耐熱容器に入れてラップをふんわりかけて乾燥しないように加熱すると良いでしょう。
レンジのトラブルその④燃える
電子レンジで加熱しすぎて発火する場合もあります。
発火しやすい食材として挙げられるものは
- さつま芋
- 里芋
- 根菜類
- パンや中華まん
- 揚げ物(フライやコロッケ)
- 油脂分が多いもの(クロワッサン、マーガリン、生クリーム)
- 少量の食材(特に100g未満)
などです。
基本的には水分の少ない食品や油脂分の多い食品を加熱する際に多いトラブルですが、ほとんどの食材・食品は電子レンジでずっと加熱し続けると発火しますので、どんな食材でも長時間の加熱をしないようにしましょう。
ここまでで、4つの代表的なトラブルをご紹介しました。次に電子レンジの正しい使い方をご紹介します。
電子レンジの正しい使い方
電子レンジには以下の様に二種類のタイプがあります。
- ターンテーブル有り
- ターンテーブルなし
このタイプごとに効率的な温め方をご紹介したいと思います。
ターンテーブルありの電子レンジ
ターンテーブルが回転して食材を温めるこのタイプの電子レンジは、外側の方が電波が強く当たるようになっています。
そのため、温めたいものはターンテーブルの中央ではなく外側に置くようにすると効率よく温めることができます。
ターンテーブルなしの電子レンジ
電子レンジの庫内がフラットなこのタイプは、温めたい食材を中央に置いて温めればOKです。
電子レンジで使える容器と使えない容器
電子レンジに使う容器にも注意が必要です。
以下の容器は電子レンジで使用できます。
- 耐熱性ガラス容器
- 耐熱性プラスチック容器(耐熱温度140℃以上)
- ラップ(耐熱温度140℃以上)
- 陶器
- 磁器
以下の容器は電子レンジでは使用できませんので気を付けましょう。
- 金属容器
- 非耐熱性のガラス
- 非耐熱性のプラスチック容器
- 金属装飾された食器
- アルミホイル
- 紙、木、竹
- 漆器
ちなみに、金属製のものは電子レンジに入れると「バチバチっ」と火花がとんで、電子レンジが故障する場合もあります。
容器だけでなく、スプーンや金串などもうっかり入れてしまわないように注意してくださいね。
電子レンジの掃除の仕方
料理代行サービスで電子レンジを使った後は、簡単にお掃除して帰るのがベストです。
また、電子レンジを使う前の庫内が汚れていたら簡単に綺麗にしてから調理に取り掛かるようにしましょう。(焦げや発火防止になります。)
掃除といっても簡単で構いませんよ(^^)
料理直後料理の直後ならやわらかい布で水拭きすればOK
軽い汚れ水拭きで取れない汚れは以下の4ステップでお掃除します。
- 耐熱容器やマグカップなどに水を入れてレンジにかける。
- 水を沸騰するまで温める。
- 温まったらすぐに扉を開けずに放置する。
- 蒸気の熱で汚れをふやたら布で汚れと水滴を拭き取る。
その他、ターンテーブルがある場合は外して食器と同様にキッチン用洗剤であらえばOKです。
料理代行サービスは基本的に料理しかしないので、そこまでしっかりした掃除はできないと思います。
ですが、調味料が飛んだままだったり食材カスが落ちているのをそのままにしておくと、焦げ付きや発火の原因にもつながるし、お客様に「使いっぱなし」というネガティブな印象を与えかねません。
簡単に水拭きするだけでも、トラブルが未然に防げてお客様に喜んでいただくことができますので、
電子レンジを使い終わったら拭く
というのを習慣づけてみてくださいね(*^_^*)
おわりに
時短メニューや夏場の暑さ対策として大人気の電子レンジ調理ですが、一歩使い方を間違うと大惨事になりかねません。
もしお客様宅で食材が破裂してしまったら…
その片付けに時間がかかって料理どころではなくなってしまいますので、そんな悲劇が起こらないよう、電子レンジの特性を知ってうまく使いこなしてくださいね。
長い文章を読んでいただきありがとうございました。
それでは、また(^^)/
あわせて読みたい
家事えもんの重曹入り万能洗剤活用術!
人気の家事代行のお仕事
★家の掃除は0円、でもその掃除【CaSy/カジー】が1450円/時間~で買い取ります。
★タスカジで家事代行のお仕事しませんか?最高時給¥2,100円